DellPowerScaleは、NASコントローラーとディスクが一体化していて小規模(7TB)から運用可能でスケールアウトが可能などの特徴があります。必要なときに必要量だけノードを増やすことができる、これはDellPowerScaleの最大の特徴になります。1つのノードは12~36本のHDDが搭載してあるのですが、これ以外にもNASコントローラーやメモリ、そしてネットワークI/Fが内蔵されている製品になるためノードを追加することは総合的な性能をアップさせることに繋がります。DellPowerScaleでは、最小ノード数が3からの設定になるので初期にかかる費用を削減できる利点や最大拡張数は144ノード、事業所の規模に合わせて最大容量20PBで最大性能100MB/sものデータ量を実現する、しかもこれを1つのファイルシステムだけで完結することが可能です。
一般的に、ファイル量が増えると必要に合わせてディスクを増やすことになりますが、DellPowerScaleの場合はディスクが増えると同時に処理能力を左右するCPUやメモリなど、そしてネットワークI/Fも増えることになるのでトータル性能が向上することになるわけです。これは、DellPowerScaleを使えばノードが増えるとストレージ容量が大きくなるだけでなく、処理能力そのものが向上するため一般的なディスク増設で生じる処理能力低下を改善できることに繋がって来ます。